環境作りにこだわり犬の睡眠に最適な環境をつくる！年齢別で変わる目安の睡眠時間について解説！

パピヨンの飼い方

犬を飼う際には、常に快適な環境を用意してあげたいと思うものです。
特に睡眠に関しては、ストレスがかかる状態だと健康や寿命にも
関わってくるため、熟睡できるよう整えてあげる必要があります。

まずは眠る場所を確定することが大切で、毎日場所を変えるよりは
固定した方が眠りの質を高められます。

人間がベッドルームに入ると眠りのスイッチが入るのと同じように、
犬もそこが眠る場所だと認識することで落ち着ける場所になります。

犬は人の気配や物音がすると本能的に警戒してしまうことから
リビングなど人が頻繁に通る場所は避けたい一方で、廊下や玄関など
夜間に人通りが少ない場合は孤独を感じて不安になることがあります。

犬の不安

そのため、静かな場所であるのと同時に家族の方の気配が感じられる場所に
睡眠するための環境を用意するのがポイントです。

季節ごとに対応するのも重要で、夏場には通気性の高い素材を使用したシーツを用意したり
エアコンの風が当たる場所を選ぶほか、冬場には暖かい毛布を用意したり
暖房機器のそばに設置するなど工夫します。

住宅事情などからそれらの環境作りが難しい場合には、家族の方が出入りをするのが気になって
眠りを妨げてしまうことがあります。そんな時はケージの上から毛布をかけるなどして
暗い場所を作り、メリハリを作ることで眠る時間帯であることを認識させる方法もあります。

これらを踏まえて環境作りをすることで、犬にとっての快眠を実現することが可能です。

人間の場合は夜になると眠くなり、浅い眠りと深い眠りを繰り返しながら朝を迎えて目覚めるという、
平均で6時間から8時間程度のサイクルが行われますが、犬の場合はまとめて眠ることができず、
おおよそ16分程度眠ってから5分間覚醒するという合計21分のサイクルを1日に何度も繰り返すのが特徴です。

浅い眠りの時間が長い一方で、その間に周囲の音や気配に敏感に反応すると言う習性が残されています。
そのため、なかなか十分な睡眠が取れないことから、体力を回復させるには人間よりも遥かに長い時間を要します。

ここで犬の年齢別に目安の睡眠時間を見てみると、生後9ヶ月までの子犬が18から20時間、
6歳までの成犬が12から15時間、7歳以上の老犬が18から19時間とされています。

睡眠に必要な時間

年齢が若いほど活発に動き回る傾向にあることから体力の消耗が激しく相応の時間が必要になり、
それを理想とするレベルまで回復させるためには1日の大半を費やさなければなりません。

このような人間とは大きく異なる特性や年齢別に目安の睡眠時間があることを考慮し、
眠りたい時にいつでもリラックスできたり、長時間にわたって快適に眠れる場所を作ってあげることが大切です。