パピヨンの飼い方
躾を行う前に考えておきたいこと

パピヨンにトイレの躾を行うなら、まずは信頼関係を構築するのがコツです。
日頃から撫でたり抱きしめたりするなど優しく接し、たっぷりと愛情を注ぐことで
相手を信頼するようになります。
ただし、あまりに甘やかしてしまうとわがままになり、
言うことを聞かなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
もうひとつのコツは、指示に一貫性を持たせることです。
例えば、ある日は指示に従った時にたっぷりと褒めて、別の日には
同じ行動をしても全く褒めなかった場合、パピヨンからすると
何が正しいのか分からなくなってしまいます。
指示とそれに従った時のリアクションの統一を徹底し、何をすれば飼い主の方が
評価をしてくれるのかを明確にして理解をしてもらうのを繰り返すうちに、
揺るぎない信頼関係を構築することができます。

そこまで来れば何をすれば叱られ、何をすれば褒められるのかを熟知し、
あらかじめ指示をしておいた場所だけで用を足すようになります。
犬にとっては飼い主に褒めてもらうのが何よりの喜びであり、
正しくトイレをする強い動機付けになります。
やさしい言葉や撫でるなどのスキンシップで、心の底から褒めていることを伝えていきます。
用意するものと実際のトレーニング
パピヨンのトイレの躾には環境づくりに配慮することが大切ですが、
事前にトレーニングのために必用なものを用意しておきます。
おやつは指示を聞いてもらうために重要で、適度に与えることで
指示に従えば報酬が与えられると覚え込ませます。
大好きなおやつを用意しておくのがベストですが、すぐに用意できない場合は
ドックフードの小さな粒でも構いません。
サークルやケージは、行動範囲を限定させることでトレーニングを効率的に行えます。
広いスペースがあれば動き回ってしまうことがありますが、例えばサークルや
ケージの中であれば、すぐそばにトイレの場所を設定して移動を促すことができます。
もしも指定した場所でトイレを済ませたら、愛情たっぷりに声をかけたり
撫でたりして喜んでいることを伝えるのと同時に、おやつを与えるのが効果的です。

トイレの場所をしっかりと守ることで嬉しいことがあると分かれば、
また同じ体験をしたいと思い、次に用を足したくなった時には
同じ場所に移動するようになります。
このトレーニングを何度も繰り返せば、やがて特に指示を出さなくても
自らその場所に移動して用を済ませるようになります。
この時こそ最高レベルの信頼関係が構築できた証拠で、パピヨンとの絆を感じられる瞬間です。
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